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遮光率100%の日傘を使っているのに、真夏に「なんか暑い」と感じたことはありませんか。
実はそれ、日傘の性能が悪いわけでも、使い方が間違っているわけでもありません。
遮光と遮熱は、まったく別の性能だからです。
この記事では、日傘選びで見落とされやすい「遮熱」について、
遮熱タイプの日傘を3年間使っている立場から整理します。

遮光・UVカット・遮熱は、それぞれ別の性能
日傘のスペック表には、似たような言葉が並びます。まずここを整理します。
| 見るポイント | 何を防ぐか | 得られる効果 |
| 遮光 | 光(可視光) | 影ができる・眩しくない |
| 遮熱 | 熱(赤外線) | 暑さそのものをやわらげる |
| UVカット | 紫外線 | 日焼け対策 |
3つとも「日差しを防ぐ」ように見えますが、防いでいる対象が違います。
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「遮光100%」でも暑い理由
暑さの正体は、光ではなく赤外線(熱)です。
遮光率100%の日傘は、光をしっかり遮ってくれます。
影もできますし、眩しさも軽減されます。
ただし、光を遮ることと、熱を遮ることは別です。
遮熱を意識していない日傘の場合、光は防げても熱は通り抜けてしまいます。
「日陰にはなっているのに暑い」と感じるのは、このためです。
暑さ対策を重視したい人は、
東レサマーシールドの生地を使った日傘も候補に入れてみるのもおすすめです。
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UVカット率と遮光率も別物
もうひとつ混同されやすいのが、この2つです。
- UVカット率……紫外線をどれだけ防ぐか
- 遮光率……光をどれだけ遮るか
「UVカット率99%」と「遮光率99.99%」は、数字が似ていても意味が違います。
比較するときは、数字だけでなく項目名まで見ることが大切です。
遮熱性能は、どこを見ればわかるのか
通販で確認できる4つのポイント
1.スペック表に「遮熱」の記載があるか
遮熱性能は、「遮熱効果 約-◯℃」のように温度で表記されることが多いです。
注意したいのは、記載がない商品も多いということ。
「遮光100%」「UVカット率99%」しか書かれていない場合、
遮熱については想定されていない可能性があります。
つまり、スペック表に遮熱の記載を探すこと自体が、選び方のひとつになります。
2. 商品写真の「裏地」をチェックする
遮熱タイプは、裏面に加工やコーティングが施されていることが 多く、
商品写真でも質感の違いが出ます。
裏地が白や銀色に見える、 ツルッとした光沢がある、といった特徴が手がかりになります。
商品ページに裏側の写真が載っていない場合は、 そもそも裏地を推していない可能性があります。
3. 重さの記載を見る
遮熱加工のある生地は、その分しっかりした作りになりやすいです。
極端に軽い日傘は、生地が薄い可能性があります。
軽さと遮熱性は、ある程度トレードオフだと考えておくと 選びやすくなります。
4. レビューで「涼しい」系の言葉を探す
「日焼けしない」ではなく、「涼しい」「暑くない」という 言葉が出ているかを見ます。
この2つは、防いでいる対象が違います。
同じ日傘でも、レビューが「白い服が透けない」「日焼けしなかった」 ばかりなら遮光の評価、
「炎天下でも涼しい」「去年より 汗をかかない」があれば遮熱の評価です。
遮熱を意識した素材を選ぶ
遮熱性を重視した日傘には、専用の高機能素材が使われている ことがあります。
素材名が明記されている商品は、遮熱を 意図して作られていると考えやすいです。
素材名で検索すると、その素材を使った日傘を絞り込めるので、 探し方としても効率的です。
遮熱タイプを3年使って、実際どうだったか
ここからは、遮熱タイプの日傘を3年間使っている実感です。
一番の変化は「傘の下の暑さ」
使い始めて最初に驚いたのが、傘の下が明らかに暑くないことでした。
感覚としては、日陰に入ったときの感じに近いです。それまで使っていた最安クラスの日傘は、さしていても「日差しは避けられているけど暑い」という状態でしたが、そこが明確に変わりました。
私は毎日30分前後歩くので、この差は想像以上に大きかったです。
生地の作りが違う
裏地はしっかりしていて、布に厚みがあるという印象です。手触りはツルツルしています。
以前使っていた安い日傘と並べると、生地の質感がはっきり違うのがわかります。
正直なデメリット
良かった点だけ書くと参考になりにくいので、気になった点も挙げます。
| 気になる点 | 実際のところ |
|---|---|
| 少し重い | 最安クラスの日傘より明らかに重い |
| 畳みにくい | 畳むときに少し硬さがある |
| 値段が高い | 以前使っていたものの倍くらい |
軽さを最優先する人や、たまにしか使わない人にとっては、この3点がネックになるかもしれません。
それでもコスパは良いと感じている理由
値段は倍くらいしましたが、以前使っていた安い日傘はすぐ壊れていました。
3年使えていることを考えると、買い替え回数を含めた総額では、
むしろ安く済んでいる計算になります。
そして何より、暑さの軽減が段違いです。
毎日30分歩く生活で、この差に納得できているので、重さと値段は許容範囲だと感じています。
遮熱を優先すべき人・遮光だけで十分な人
遮熱タイプは、すべての人に必要なわけではありません。
| 遮熱を優先したい人 | 遮光重視で十分な人 |
|---|---|
| 炎天下を10分以上歩く | 駅まで徒歩3分程度 |
| 通勤・通学で毎日使う | たまにしか使わない |
| 子どもの送迎や屋外イベントが多い | 日焼け対策が主な目的 |
| 買い替えを減らしたい | 軽さを最優先したい |
短時間の外出がメインなら、手頃で軽い日傘でも十分です。
無理に高機能なものを選ぶ必要はありません。
逆に、外を歩く時間が長い人ほど、遮熱の有無が体感に直結します。
選ぶときに一緒に確認したいこと
遮熱性だけで決めると、使わなくなってしまうことがあります。
以下も合わせて確認しておくと失敗しにくいです。
- 重さ……毎日持ち歩ける重さか
- 折りたたみか長傘か……使う場面に合っているか
- バッグに入る長さか
- 開閉のしやすさ……畳むときの硬さ
- 傘の直径……肩や腕まで覆えるか
高機能でも、重くて持ち歩かなくなれば意味がありません。
性能と使いやすさのバランスで見るのがおすすめです。
まとめ
- 遮光は光、遮熱は熱。まったく別の性能
- 「遮光100%」だけでは、暑さは防ぎきれない
- 真夏に外を歩くなら、遮熱の記載があるか確認する
- 記載がない場合、遮熱は想定されていない可能性がある
- 遮熱タイプは重く高くなりやすいが、耐久性を含めるとコスパは悪くない
- ただし、短時間の外出中心なら軽い日傘でも十分
日傘は「遮光率が高いほど良い」と思われがちですが、
何を防ぎたいのかによって見るべき項目が変わります。
暑さをやわらげたいなら、遮光率の隣にある「遮熱」の表示を、ぜひ確認してみてください。

